先日の土曜日、千葉県御宿(おんじゅく)に海水浴に出かけた。御宿は、唱歌「月の砂漠」の舞台となったところ。
天気予報は、曇りのち雨。何とかなることを期待して御宿に向かう。幸いにも現地は晴れ!それも快晴。天気予報は幸いにも外れてくれた。ただ、台風の影響で大きな波が打ち寄せている。注意の黄色い旗が経っていた。しかし、ボディボードで遊ぶには絶好の波。興奮気味にボードをもって海に飛び込んだ。ただ、あまりに波が高く沖にゆくことができない。
仕方なく、浜辺近くで波乗りを楽しむことにした。・・・とは言っても、なかなか波に乗れない。相方は気持ちよく波に乗って、海岸までス~ッと進んでゆく。私は、一瞬波頭には押されるもののそのまま失速。その繰り返しにストレスが溜まる一方だ。
とは、いうものの一年ぶりの海、大きな波に吹き寄せる潮風は、ひんやりしていて気持ちがいい。十分に海を満喫できた。
午後になって、ますます波が高くなってきた。高い波が海岸近くで砕け大きなしぶきが霧のように立ちこめる。ちょっとエキサイティングで面白いのだが、ついに遊泳禁止の放送。それでも海に入ろうとする人たちにレスキューが注意し、渋々引き上げてゆくのだが、また他の連中が海に入ろうする。そんないたちごっこの繰り返し。しかし、満ち潮と重なり波もますます大きくなり、ついには海に入ろうとする連中もいなくなっていった。
さて、泳げないとなると引き上げる人。我々の後ろで盛り上がっていた5~6人の若者グループもいつの間にかいなくなった・・・が、振り返って驚いた。ビールやジュースの空き缶、発泡スチロールの食器類、お菓子の袋、使っていたブルーのビニール・シートがそのまま置き去りである。正直びっくりした。こんな連中がいるとは聞いていたが、見事に全てを置き去りにしていた。
なぜ、こんなことができるのだろうかと思ってしまう。こんな状態を放置してそのまま立ち去れる精神。常識を越えている。子供の頃、ゴミはゴミ箱に捨てるものということを再三聞かされ、今でも当たり前のことと思っている。彼らは、そんな当たり前を学んでこなかったのだろうか。あるいは、もっと深刻な問題で、何かの精神的疾病があるのだろうか。あきらかに常識という思考回路が欠落している。
本来ならば、ルールではなくモラルの領域の話だろうが、ここまでくると、もう犯罪の領域。しっかりと法律で処罰すべきではないだろうか。ほんとうに悲しいことである。
こんな現実を目の当たりにして、せっかくの休日も少し色あせてしまった。
世の中には、公共の場にごみを捨てて平気な人が大勢います。
ブログに記された「若者グループ」も、そういった大人たちに育てられたのでしょう。
こういうマナーは、「なぜ守らなければならないか」という目的をもって教えるのでなく、体にたたきこまなければいけないものだと思います。
それが最も効果的にできるのは親なのですが。その親もマナーを守らないのですから救いようがありません。