こんな問題は、いかがでしょうか?
さて、どこに間違えがあるのでしょう?
------
あなたは、しばらく前から販売管理システム「売上のび太くん」をベースとしたシステム構築をシステム部の担当者、屋留木主任(28才)に打診していました。何度か資料を提出し、打ち合わせを重ね、屋留木主任から、「上司や関係部門にも説明している。かなり乗り気だよ!」との情報を得ていました。
あなたは、早速、屋留木主任にお願いし、システム部長や販売管理課長をご紹介頂き、具体的な検討を進めたいとの意向を本人より直接確認することができました。
そんな折、屋留木主任より、「3日後に開かれる経営会議で説明したい。ついては、至急スケジュールと開発体制を含む、具体的な提案書を提出して欲しい」との連絡を頂きました。
あなたは、すぐに担当SEとパッケージ・ソフトウエアに詳しいエンジニアに連絡し、緊急のミーティングを招集しました。
そして提案書作成のため役割分担を確認し、早速作業に取りかかりました。またSE課長にも連絡して、開発体制を早急に確保して欲しい旨を依頼し、すぐに検討する旨の確約を取り付けました。
関係者は、何とかお客様の期待に応えようと徹夜をして資料を作成しました。また、SE課長にも個別に時間を割いてもらい、なんとか提案書を完成させることができました。そして、あなたは屋留木主任を訪問するとともに、システム部長や販売管理課長にも面会の時間を頂き、内容の簡単な説明とお願いをすることができました。
お客様からは、急な依頼に確実に答えてくれたことへの感謝と「なんとしてでも経営会議で承認をもらうように頑張ってみます」というコメントを頂きました。
------
どうです、分かりましたか?間違えとまでは言わないまでも、どこに問題があるか分かりますか?
よろしければ、コメントに回答をお寄せ下さい。
経営者と会話していない!
そのため、経営者が抱えている経営課題を理解できていないのでは?
今回のシステム検討の責任者は誰なのか?
(「売上のび太くん」のネーミングに問題がある・・・?)
ネーミングには確かに問題はあるかも。。 ^^;
プロセスとしては、ぱっと見、ありがちな設定ですし、あまり問題は無いように思うのですが、確かに、上層部からのインプットを十分に得てから提案を作ったかどうかが気になります。
本当であれば、いきなり経営会議などという本番ではなく、事前にシステム部長や販売管理課長からのニーズを十分に吸い上げて、できれば提案に対するフィードバックも得ておくべきだった、ということかな、と思います。
難しいですが、承認者と接触をしてこなかったことではないですか?
みなさん ご回答有り難うございます。
なかなか、難しいかもしれません。
結論から言えば、視点を変えてみていだく必要があります。お客様からは感謝されているので、結果はうまくいっているわけです。
しかし、ほんとうにこのような仕事のやり方でいいのでしょうか???
そんな観点で見てください。