「システムインテグレーション崩壊」を上梓したのは2014年6月のことでした。それまで講演や講義の中でお伝えしてきたことを1冊の書籍にまとめたいという想い、そしてあらためて自分の中にある曖昧な問題意識を言葉にすることで明示 …
「お客様のビジネスの成果に貢献すること」 どのようなビジネスであっても、この原理原則は変わりません。しかし、SIビジネスの現実を見れば、必ずしもこの言葉が当てはまらないこともあります。 情報システム部門の期待に応えること …
「私たちは内製化を目指しています。」 ITソリューション塾・第27期の特別補講にお招きした自動車部品メーカー・デンソーのMaaS開発部長・成迫剛志氏からこんな話があった。ちなみにMaaSとは、Mobility as a …
テクノロジーの発展は、時間をかけ経験を積み重ね、苦労して築いた熟練やベテランの価値を不良債権化してしまいます。人生の「旬」は、つかの間の輝きに終わってしまうかもしれません。また、ライフスタイルや医療、衛生、栄養は大きく改 …
私は、大人の学びには3つの段階があると考えている。 まずは、「素人」の段階だ。仕事をどのようにこなせばいいか分からない段階であり、新入社員や3年未満の若手の多くはここに居る。 仕事の現場の8割はルーチンワークだ。企業の収 …
「日本でアメリカほどにクラウドが活かされていないのは、皆さんが足を引っ張っているからです。」 SI事業者が集まるイベントや研修でこんな話をすることがあります。それは、関心を煽るためではありません。それが現実であり、放置す …
「成功の呪い」、すなわち、あるやり方で成功すると、そのやり方にしがみついて結局は失敗してしまうということですが、その呪縛から逃れられない企業が未だ少なくありません。 SI事業者の工数や物販に頼る収益構造が、どれほど脆弱か …
「SI事業者が変われないのはお客様に責任がある」 新しい取り組みをはじめたい、でもいままでと同じ人月工数での契約形態ではうまくいきません。そこでお客様に契約形態を変えたいと申し出ると、これまで通りの人月工数の契約でなけれ …
Alpha Goは囲碁の世界チャンピオン・李世ドル氏を、ponanzaは将棋の叡王戦覇者・佐藤天彦名人をそれぞれ打ち負かし、もはや囲碁や将棋の世界でコンピュータに勝つことはできないとさえ言われています。しかし、Alpha …
「いま何ができるか、何が得意かは重要だとは考えていません。必要とされるテクノロジーはどんどん変わります。だから新しいテクノロジーが登場したら直ぐに試してみる好奇心、そして、基本とか基礎とかを正しく理解していて、原理原則に …