世に言う「DX」には、2種類あるのかもしれない。「見せかけのDX」と「本物のDX」だ。どちらも上から見れば同じことをやっているように見える。しかし、その実態は、かなり異質なものだ。 世の中の常として、手段は時間とともに目 …
『日本軍のエリート学習は、現場体験による積み上げ以外になかったし、指揮官、参謀、兵ともに既存の戦略の枠組みの中では発揮するが、その前提が崩れるとコンティンジェンシープラン(うまくいかなかったときの代替となる計画)がないば …
公理(axiom)は、その他の命題を導きだすための前提として導入される最も基本的な仮定のことである。 *中略* 公理とは他の結果を導きだすための議論の前提となるべき論理的に定式化された(形式的な)言明であるにすぎず、真実 …
私は、年間100回を越えるITトレンドやビジネス戦略に関わる講義や講演をこなしているが、ここ数年、事業会社からの依頼が増えている。以前であれば、IT企業からのご依頼が多かったのだが、コロナ禍以降は、この傾向が特に顕著だ。 …
「お客様が内製化に熱心であることは承知しています。しかし、案件規模は小さく、どうしても優先順位が下がってしまいます。外部から工数を調達し、これをとりまとめることが、私たちの仕事ですから、規模が大きくできない案件では、雇用 …
相も変わらずDXが喧しい。そして、その多くが、本質からずれている。その原因は、とてもシンプルで、「芋虫の目で、蝶の世界を語ろうとする」人たちが多いからだろう。 先週のブログで次のようにその意味を表現した。 【参考】楽をし …
「やってみなはれ」。これは、サントリーの創業者である鳥井信治郎の口癖でした。やってみよう。やってみなければわからない。「新しい価値創造」を目指すサントリーを表すこの言葉は、サントリー食品インターナショナルにも脈々と受け継 …
情報システムには、いま2つの大きな潮流が押し寄せている。それが、「内製化」と「脱自前主義」だ。 「内製化」と「脱自前主義」の潮流が加速する 「内製化」とは、事業の競争力強化や差別化を目的に、事業部門が主導して、情報システ …
DXとは、事業収益を拡大するためのIT活用であり、SoE(System of Engagement)へのシフトであるという言説を聞きますが、それでは、十分に説明ではないように思います。 確かに、多くの企業にとって、ITは …
いま、お客様の内製化が拡大しているのは、時代遅れのSI事業者への憤りであり、自分たちで何とかしなければ、大変なことになるとの危機感があるからだ。 とのようなビジネスでも、それを立ち上げた当初は、「お客様が是非とも手に入れ …