「産業人の使命は貧乏の克服である。(中略)水道の水の如く、物資を無尽蔵にたらしめ、無代に等しい価格で提供する事にある。それによって、人生に幸福を齎し、この世に極楽楽土を建設する事が出来るのである。」 パナソニック(旧・松 …
「どうすれば、上司や経営者の考えや行動を変えさせることができるでしょうか?」 DXやビジネス戦略についての講義や講演をすると、このような質問を頂くことがあります。 「DXとは、変化に俊敏に対応するために、デジタルを前提に …
加速するビジネス・スピードと急速に膨らむ「技術的負債」 「技術的負債」という言葉があります。ソフトウェア開発における概念で、システム開発においても技術的な借金があり、借金をすると利子を払い続けなければならないのと同じよう …
「基本的に新しいことに一切の興味がありません。特にこれと言って知りたいことがあるわけでもありません。」 ある大手SI事業者での最新ITトレンドの研修に際し、「今日の講義で知りたいことを掲示板に書き込んで下さい」とお願いし …
Web3本が炎上した。読んでみると、大筋間違ってはいないように思う。ただ、これまでの常識を否定する新しい概念を、前提知識のない人たちにどう伝えるかの難しさから、結果として、無理な表現を使ってしまったようにも見える。それが …
「DXにはアジャイル開発が必要です。私たちはそのための人材を提供できます。」 あるSI事業者の経営幹部が、自社の「DX戦略」を語る中で、このような話しをされていました。私はその話を伺いながら、いろいろとツッコミを入れたく …
100年前に大流行したスペイン風邪で亡くなったマックス・ウェーバーは、著書「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」で、勤勉に働くのを是とする倫理的な環境が西欧資本主義の原動力になったと説いた。 コロナ禍前の私たちは …
「灰色のサイ(グレーリノ)」という言葉がある。発生する確率が高い上に、影響も大きな潜在的リスクのことを指す経済用語だ。草原に生息するサイは体が大きくて反応も遅く、普段はおとなしい。しかし、一旦暴走し始めると誰も手を付けら …
「営業力を磨きたい!」 営業であれば、このようなことを考えているひとは多いはずだ。では、どうすれば、営業力を磨くことができるのだろうか。 営業力の本質は「知識力」 私はそう考えている。自社の製品やサービスについての知識、 …
このブログでも以前取り上げましたが、ITビジネスの土台は、「作る技術」から「作らない技術」へと、急速に変わりつつあります。 10年前であれば、お客様の要望に応えてシステムを作るには、組織力を使って、「作る技術」を持つ人材 …