企業は当然のこととして、売上や利益を伸ばすことを目指してきました。DXもまた、そのための取り組みであると考えている人たちも多いように思います。このように考えるのは、「経済成長は無際限に続く」という暗黙の了解が、あるからか …
「共創」という言葉を目にする機会が増えました。SI事業者やIT企業のホームページを見ると経営者のメッセージや事業方針にも盛んに登場しています。 その一方で、何をすることなのかが具体的に示されていることはほとんどありません …
世の中の風潮に煽られ、ユーザー企業は、「DX本部」や「DX推進室」といったDX推進組織を立ち上げ、DXの実践に躍起になっています。 彼らは、事業部門に声をかけ、「DXできそうなことはないでしょうか?」、「もしテーマがあれ …
「新規事業を始めるためにアイデアソンをやりたい。そのファシリテーションをお願いできないでしょうか。」 あるSI事業者の幹部の方から、このようなご相談をいただきました。 「AIについて大学院で勉強してきた人材がいるので、A …
デジタル・ビジネス、デジタル戦略、デジタル・トランスフォーメーションなど、「デジタル」という言葉を目にしない日はありません。しかし、なぜこれほどまでに、デジタルという言葉が注目されているのでしょうか。それには、3つの理由 …
「産業人の使命は貧乏の克服である。(中略)水道の水の如く、物資を無尽蔵にたらしめ、無代に等しい価格で提供する事にある。それによって、人生に幸福を齎し、この世に極楽楽土を建設する事が出来るのである。」 パナソニック(旧・松 …
「どうすれば、上司や経営者の考えや行動を変えさせることができるでしょうか?」 DXやビジネス戦略についての講義や講演をすると、このような質問を頂くことがあります。 「DXとは、変化に俊敏に対応するために、デジタルを前提に …
加速するビジネス・スピードと急速に膨らむ「技術的負債」 「技術的負債」という言葉があります。ソフトウェア開発における概念で、システム開発においても技術的な借金があり、借金をすると利子を払い続けなければならないのと同じよう …
「基本的に新しいことに一切の興味がありません。特にこれと言って知りたいことがあるわけでもありません。」 ある大手SI事業者での最新ITトレンドの研修に際し、「今日の講義で知りたいことを掲示板に書き込んで下さい」とお願いし …
Web3本が炎上した。読んでみると、大筋間違ってはいないように思う。ただ、これまでの常識を否定する新しい概念を、前提知識のない人たちにどう伝えるかの難しさから、結果として、無理な表現を使ってしまったようにも見える。それが …