野辺山ウルトラマラソンの最短42Km!走ってきました。結果は、「負け」です。我がパートナーに負けました(笑)。彼女は、4時間24分。女子42Km(70名参加)で6位入賞です。私はと言うと・・・4分遅れの4時間28分。
ウルトラマラソンとは、フルマラソンよりも長距離を走るレースです。このレースは、42km以外に、71Km、100kmのレースがあり、総勢1700名が参加しました。
5月18日(日)。明るくなり始めた5:00、野辺山の体育館前をスタート。気温7度。1700人が一斉にスタートです。さすがにウルトラだけあって、みんなそんなに飛ばしません。わたしもそのつもりでしたが、まあのんびりとキロ5分程度で舗装道路を7Kmほど走りました。
そこから、砂利道の林道です。農地や牧場の横を八ヶ岳に向かって登ってゆきます。しかし、ここでリタイアの危機!前日、前祝いにと飲み過ぎ食べ過ぎで朝からしっかり胃もたれ。朝食もまともにできず。ちょっと○▼※気味で、お腹がぐりぐり、ちょっと差し込みも・・・まずい!トイレもなく、参りました。
途中、牧場脇に森と渓流・・・ためらいつつもネイチャー・コールに逆らうことはできません。コースからは少しはずれて、森の中へ。せせらぎの音と小鳥の鳴き声、ほんとうにすがすがしいひとときを過ごしました。
気持ちも身体もすっきり!よぉーし、7分ほどロスです。ネジを巻き直し、坂道を駆け上がりました。どんどん追い越し、一気に坂を登りました・・・が、やっぱり疲れました。
エイド(給水や補給場所)は、4~5Km毎にきめ細かく配置され、水だけではなく、疲労回復のためのドリンク、イチゴ、バナナ、チョコレート、おにぎりなど、とても充実していました。普通のフルマラソンと違い、みんなのんびりとエイドで補給。ぎらぎらの緊張感はありません。
そこで一服。気持ちを切り替えて出発です。約20Kmぐらいでしょうか。最高点1903mを通過。1300mからのスタートですから、600mを登ってきたことになります。2時間8分ぐらいでしょうか。実は、時計はもうあまり気にしなくなっていました。 そこからは、ちょっとアップダウンもありましたが、砂利道の下りです。スピードはOK。でも砂利が足にたたきつけられ、足の裏が痛い。足下も砂利とわだちで不安定で、結構神経を使いました。でも、疾走!一番気持ちよく走れた区間だったもしれません。何十人もごぼう抜きでした。
ただ、右膝に痛み。心配していた爆弾が・・・でも、仕方ない。走っているうちに収まるだろうと、姿勢を意識しながら走り続けました。
次のエイドで一休み。身体が乗っています。僅かな休憩で、今度は舗装道路を下りました。ここでも快調です。でも、さすがに疲れました。途中の登りは、もう足が出ません。膝も痛い。
ちょっと気合い入れすぎました。半分は歩いてしまいました。このあたりで、彼女に追いつかれてしまいました。
さらに上り下りを繰り返しながら、稲子湯に向かう登りです。ここで、「がんばってね!」と私が彼女に声をかけて、彼女は「ジャ~ね」と登ってきます(笑)。ここの登りがきつかった。止まりはしませんでしたが、走ったり歩いたりの繰り返しです。35Kmの稲子湯。先に到着していた彼女と再び合流し、私は一休み。彼女は「じゃあね」スタートしてゆきました。
さあ、あと7Km。エ~イと気合いを入れ直し。しかし、まだ登りが続きます。きつかった!とにかく何とか登り切って、いよいよ一本調子の下り。得意の下りです!最後の疾走、約4Km。重力に重心を預け、足が勝手に動いてゆく。そんな感覚を意識しながらの下りは、とても気持ちよかった。登りで抜かれた人たちをどんどん抜き返し、後2Kmの表示。エイドも有りましたが、身体が動いていたので、そのまま走りきりました。
途中、心配していた右膝にピキーンと激痛!まずい!でも、もうあと少し。膝に負担のない正しい走りをと意識しながら走りました。
ゴールでは彼女か涼しい顔で「お疲れ~!」の声援。嬉しいような、恥ずかしいような・・・
気持ちよく、ゴール。「サイトウさん、ゴールです。お疲れ様!」とアナウンス。アア、終わった!
レース構成は失敗です。前日の飲み過ぎ食べ過ぎ、レース前から負けていました。反省しきりです。ただ、本当にすばらしい自然の中で、すばらしい景色を楽しみながらのレースは、格別のものがありました。
42Kmのゴールは、「八峰の湯(ヤッホーのゆ)」。ゆっくり温泉につかり、汗を流して一路スタート地点の野辺山へ。途中、71Kmや100Kmを走る人たちをバスで追い越してゆきました。彼らにはまだこれから長い道のりが待っています。42Kmで本当に良かった・・・でも、来年は71Kmも走ってみたい・・・かも。
楽しい休日を過ごすことができました。